妊娠中は、お母さんのからだとおなかの赤ちゃんの様子が、大きく変化します。それでは、妊娠初期の変化を見ていきましょう。
妊娠1ヶ月(0~3週)は、お母さんの子宮の大きさはほとんど変わりません。赤ちゃんについては、受精卵が活発に細胞分裂を繰り返します。また、妊娠8週目までの赤ちゃんは「胎芽(たいが)」と呼ばれます。
妊娠2ヶ月(4~7週)は、月経が予定日を過ぎても起こらず、妊娠に多くの人が気付きます。この時期は、基礎体温の高温期が続くため、体が熱っぽかったり、だるかったりなどのカゼに似た症状を感じる場合があります。また、ホルモンが変化するため、乳首が黒ずんできたり、乳房が張ったりする人もいます。子宮は、一回り大きくなって、腰や下腹部が少し不快に感じることもあります。人によっては、つわりが始まります。一方、赤ちゃんは、身長がおよそ2cmになり、心臓が形作られてきて、心拍音を確認することができるようになります。
妊娠3ヶ月(8~11週)のお母さんの子宮は、にぎりこぶし大にまで大きくなります。そのため、膀胱を子宮が圧迫し、頻尿になることがあります。ほとんどの人が、つわりを感じるようになります。つわりの症状は10~11週がピークで、その後徐々に軽くなり、15週頃までにはほとんどの人が治まります。また、流産の危険性があるので、激しい運動は控えましょう。一方、赤ちゃんは、身長がおよそ8cm、体重がおよそ20gになり、頭部、胴体、手足ができてきて、8週を過ぎる頃には動き始めます。
妊娠4ヶ月(12~15週)には、つわりが治まって食欲が回復し、おなかも膨らみ始めます。足のつけ根が痛くなったり、つったりすることがあります。胎盤は、14週過ぎにはほぼ完成するので、流産のおそれも低くなります。赤ちゃんは、体重がおよそ100g、身長はおよそ15cmになり、手・足や内臓の形ができ、大脳や小脳なども成長します。また、筋肉や骨も発達するので、赤ちゃんは自由に羊水の中で動き回ることができるようになります。