妊娠中期は、流産の発生率が低くなり、「安定期」と呼ばれる時期です。赤ちゃんも大きく成長し、さまざまな機能も発達します。
妊娠5ヶ月(16~19週)は、おへその位置くらいまで子宮が達し、おなかの膨らみがさらに目立ってきます。また、乳腺が発達するので、乳房が大きくなってきます。早い人では、18週頃に胎動を感じます。赤ちゃんは、へその緒を通じて、酸素や栄養を胎盤からもらっています。この時期の赤ちゃんは、身長がおよそ25cmに成長します。心臓や肺も働きが強まり、心音を聴診器から聞き取ることができるようになります。口や耳、鼻が完成して、髪の毛や爪も生えてきます。
妊娠6ヶ月(20~23週)には、はっきりとおなかの膨らみがわかるようになり、胎動をほとんどの人が感じます。血液量が増えて、心臓や肺を子宮が圧迫するので、動悸や息切れを感じることが多くなります。腰痛になることもあります。また、黄色っぽい初乳が出てくる人もいます。乳首のお手入れも始めましょう。赤ちゃんは、体重がおよそ500g、身長およそ30cmになります。まつ毛や眉毛が生え始め、まぶたを開くこともできるようになります。
妊娠7ヶ月(24~27週)には、おへその上の方までおなかが膨らんできて、前にせり出してきます。「卵胞ホルモン」が増えて、体を動かした時などに、おなかが張りやすくなります。背中や腰に負担がかかり、痛みを感じる人もいます。また、便秘や痔などのトラブルも起こることがあります。胎動は強く頻繁になりますが、もし全く感じられない日があったら、受診することをおすすめします。一方、赤ちゃんは、26週頃には、身長がおよそ35cm、体重およそ800gになります。耳や目が発達して、音と光を感じるようになります。手をグーパーさせるような、細かい体の動きもできるようになってきます。